【失敗しないリフォーム】屋根の種類は何がある?
目次
皆さんのお宅の屋根は、どんな屋根ですか?
我が家の屋根は、たぶん!?「寄棟屋根」です!
屋根と言っても、どんな屋根のタイプがあるのか、正直、分からなかったです💦
今回、色々と調査をして、「そんな名前が付いているんだ~」と思ったくらいです (;´・ω・)
勉強不足ですみません m(__)m
基本的な屋根の種類は?
主なもので、招き屋根、切妻屋根、片流れ屋根、方形屋根、寄棟屋根、はかま腰屋根、入母屋屋根、越屋根、陸屋根です。
招き屋根
切妻屋根の一方の屋根面を長くして、もう片方を短くした屋根のこと。(差しかけ屋根とも言う)
2面の屋根の長さが非対称かつ段違いになっている。
屋根面の片側が急こう配で 片方の屋根上部に壁を作っているので、室内空間が高くなる。ロフトや天井裏の物入れスペース等が作りやすいのもある。
★特徴・・・屋根の高さが段違いになっているので、雨漏りの原因となる強風や突風に強い。
雪解けしにくい北側の屋根面を狭くすると、積雪量が減少。屋根と外壁との雨仕舞いをきちんとしないと、雨漏り起きやすい。
切妻屋根
一般的な屋根。イラスト等でよく四角い建物の上に三角の屋根がついたものを観ますが、それが切妻屋根。
★特徴・・・構造が単純なので比較的丈夫。雨漏りが少なくメンテナンスも安く済む。定期的なメンテナンスは必要。
片流れ屋根
切妻屋根を棟の沿って、真っ二つに切断した形状の屋根。
今時のイメージで設計士さんが好んでデザインする屋根とも言われています。その影響からなのか?新築のお宅の屋根では、最近多く見られるようになってきた感じがします。
小さい敷地の場合でも、オシャレな感じの住宅に暮らしたいと考える20~30代の若い世代を中心として、需要が高まっている気がします。
★特徴・・・複雑な屋根の部分があまりない為、工事費用比較的に安く済みます。ほぼ1枚屋根なので、雨漏りも少なくてメンテナンスチェックも簡単に済みます。
屋根が一面しかないので、雨が集中し、雨樋へ一気に流れ込んでしまい、溢れてしまう場合があるので、 定期的なチェックは必要かと。
寄棟屋根
屋根の最上部から4方向の屋根面が分かれている屋根の事。最近は、このタイプも増加傾向かと。
切妻屋根と違い、大棟だけの構造ではない。4面を合わせている性質上「下り棟」といわれる大棟(最上部)から下っていく棟が4つあり。
★特徴・・・屋根面を寄せて棟が切妻屋根より短くなっている。大棟と下り棟の取合い部分を「かき合い」といい、この部分はY字型の合わせになる為、この部分での雨漏り多い。(棟板金の加工に手間が掛かることもあり、切妻屋根よりも少しメンテナンスにお金がかかるかと。)
方形屋根
ひとつの頂点から四方へ同じ角度で傾斜した屋根。寄棟の一種で、ピラミッドのような屋根と言えば分かりやすいかと。
屋根面が屋根頂上中央部に集まった屋根で、屋根の下にある部屋は、ほぼ正方形である必要あり。
★特徴・・・寄棟屋根と同じ。
はかま腰屋根
切妻屋根の妻側に屋根上部から少しだけ寄棟屋根のように屋根面を設けた屋根のこと。袴をはいたときの姿と似ているので、この名前が付いたとも。(別名「隅切りや半切妻」「ドイツ屋根」とも)
★特徴・・・建築基準法で高さ斜線制限がある場合、先端屋根の高さを低く抑えることができる。(道路斜線、日影規制等の法的な制約から使われる事が殆ど。 住宅や室内の高さを低くする必要がなくなって 要望に近い室内空間が実現できる。)
入母屋屋根
「上部切妻」「下部寄棟」が混在した屋根。地方では、非常に良く見かける屋根。街中でも日本瓦の屋根を注意深く観察していると、案外あるかも。
「切妻屋根と寄棟屋根」の両方の構造を持っているので、その構造が少し複雑に。棟が多くあって、合わせが複雑などの理由からも、雨漏りの危険性がある。
★特徴・・・メンテナンスは、切妻屋根・寄棟屋根と変わらない。雨漏り等が壁の部分からの漏水だとすると、構造が複雑なので大掛かりな工事が必要となり、金額は高額になることがある。
越屋根
屋根の最上部に明かり取り採光や風通しのための屋根の上に小さな屋根組をのせた屋根の事。
小さな屋根組の外壁面に、トップライトの役目として窓を取り付ける事が多い。切妻屋根の頂上中央の一部を持ち上げたような屋根。
★特徴・・・立ち上がり部分を利用して、十分に換気や採光を取れる。屋根の上に小さな屋根が付いている屋根なので、構造もより複雑。新規で工事、修理をする場合でも、手間や技術も必要。(費用も高額になる。)屋根構造がかなり複雑なので、雨漏りの危険度大。
陸屋根
「ろくやね」「りくやね」とも言う。
一般的に屋上がある水平な屋根の事。
デザインの観点からや住宅メーカーの供給方法によるためか、一般住宅での施工数が増えてきているような。
豪雪地方では、落雪事故防止のために鉄筋コンクリート構造の陸屋根を採用する住宅が増加。
★特徴・・・水平な屋根なので、風の影響が少ない。雨漏りは少ないかと思われがちですが、屋根に傾斜がないので案外、デメリットの方が多いかと。
屋根のメリット、デメリットは?
招き屋根
☆メリット・・・屋根裏にロフトや物入れスペースを確保しやすい
★デメリット・・・屋根が段違いのため、屋根と外壁の取り合いから雨漏りがしやすい
切妻屋根
☆メリット・・・単純な構造のため、施工メンテナンス費用が安い。風抜けの良い住まいを作ることができる。太陽光発電ソーラーパネルを設置しやすい。
★デメリット・・・個性的ではない。妻側に太陽光、雨が当たりやすい。
片流れ屋根
☆メリット・・・単純な構造のため、施工メンテナンス費用が少なくて済む。太陽光発電ソーラーパネルを設置しやすい。シンプルで個性的な外観を作ることができる。
★デメリット・・・風圧を受けやすい。
方形屋根
☆メリット・・・4方向に軒を延ばすことで、太陽光や風雨から壁を守り、耐久性に優れる。建築基準法の隣地斜線制限、北側斜線制限に対応しやすい。
★デメリット・・・太陽光発電ソーラーパネルの設置が難しくて、できない場合もあり。
寄棟屋根
☆メリット・・・4方向に軒を延ばすことで、太陽光や風雨から壁を守るため、耐久性に優れている。建築基準法の隣地斜線制限、北側斜線制限に対応しやすい。落ち着いた外観。
★デメリット・・・屋根面積と棟の数が増えることで施工、メンテナンスコストが高くなる。太陽光発電ソーラーパネルの設置が難しくて、できない場合もあり。
はかま腰屋根
☆メリット・・・建築基準法の隣地斜線制限、北側斜線制限に対応しやすい。
★デメリット・・・構造が少し複雑になるため、雨漏りがしやすい。
入母屋屋根
☆メリット・・・重厚な風格ある外観を作り出せる。
★デメリット・・・構造が複雑なため、施工メンテナンスが難しいく、コストが高くなる。
越屋根
☆メリット・・・ 小さな屋根が採光や換気の役目をする。
★デメリット・・・入母屋以上に構造が複雑になるのでコストがかかる。雨漏りの可能性も高くなる。
まとめ
思ったより色々な種類があって、驚きました!!
建売住宅の場合だとあまり関係がないかと思いますが、注文住宅だと話す機会があると思います。
その際は、色々と業者さんと相談して決めるのもいいですね。