外壁塗装を行う際に気を付けておきたい3つの重要なポイント、皆さんは知っていますか?(^▽^)/
満足のいく外壁塗装にするためには、業者に任せきりにせずに、希望や条件をこちらからしっかり伝えておかなければなりません。
そのためにも劣化具合の見極めや、見積もりの見方、塗装工事の進め方などについて、ある程度の知識を持っておく必要があります。
より理想的な塗装リフォームに近づけるためにも
・外壁の状態
・見積り
・塗装工事中
などで覚えておくと便利なチェックポイントをご紹介します。
目次
外壁塗装のチェックポイントは3つ
外壁塗装の流れを大きく分けると、現地調査・見積り・工事の3段階になっています。
それぞれ段階の内容と、業者とのやり取りで知っておきたい基礎知識を押さえておきましょう。
1.外壁の状態をチェック
外壁リフォームに踏み切る動機としては、
・「前回の戸替えから10年経ったので、そろそろ再塗装が必要かな」
・「なんとなく色あせてしまったので、塗装したい」
と言った緊急性が低いものもあれば、
・「外壁の表面がボロボロで見るに堪えない」
・「何度洗ってもカビや汚れが落ちない」
など、旧江尾要するものまで様々です。
しかし、外壁の劣化状態や、外壁材の種類によって、塗装工事の内容や費用は大きく異なります。
そのため、現在の外壁の状態に対し、どのような工事や塗料選びが必要か、あらかじめ知っておくと、業者に任せきり、受け身の打ち合わせを避けることができるでしょう。
2.見積り時の資料をチェック
見積り時には、金額を記載した見積書、現場写真などを用意してもらえます。
見積書には、外壁塗装で行われる工事の内容、使用する塗料、それぞれの工事金額などが記載されています。
また、外壁や屋根の状態を記録した現場写真や診断書を用意してもらえるほか、工事後に無償点検が可能な保証期間についても説明されますので、必ずすべての資料に目を通して置きましょう。
・資料の内容を事前に知っておく
契約前に、どのような資料を用意してもらえるか、検討中の業者のホームページや、一括見積りシステムなどで調べることができるので、業者選びに活用してみましょう。
しかし訪問販売業者の場合、どのような資料が用意してもらえるか、事前に調べることができず、不利な条件で契約してしまう恐れがありますので、即決するのは禁物です。
3.塗装工事中の作業をチェック
塗装工事は、塗装だけでなく、足場設置や高圧洗浄作業といった、様々な工程で構成されています。
更に、それぞれの工程の内容は、外壁の劣化状態や、外壁材の種類によって、様々な工法が存在します。
また、悪徳業者が手を抜きやすい場面でもあるため、塗装作業中も、しっかり作業の進歩を確認しておかなければなりません。
以下からは、3つのチェックポイントそれぞれの具体的な内容について説明していきます。
外壁の状態のチェックポイント
業者に連絡する前に知っておきたい、外壁の状態のチェックポイントには以下のようなものがあります。
1.劣化がどこからきているか
劣化と言っても、原因は塗料であったり、外壁材であったりと様々です。
・塗料の劣化
塗料の劣化として代表的なものには、「チョーキング現象」があります。
チョーキング現象とは、塗料が紫外線で劣化し、顔料が白い粉となり表面に出てくる現象のことです。
この現象が起きている外壁は、手で触ると白いチョークのようなものが付着するようになります。
その他の塗料の劣化としては、塗膜が古い布のようにボロボロとめくれてしまう「剥がれ」などがあります。
剥がれの原因は、施工時の塗料の乾燥不足や下地調整不足などの施工不良がありますが、施工不良が原因で起こってしまう剥がれは、塗装から比較的短期間で生じます。
塗装後は剥がれていなくても、経年劣化とともに外壁材が劣化すると、塗膜に負荷が加わり、剥がれが生じてしまうこともあります。
・外壁・屋根材の劣化
外壁や屋根材そのものの劣化によって、塗料まで劣化してしまう現象です。
多いものでは、在宅の外壁に使用されているサイディングボードが、雨や紫外線の影響で反ってしまい、表面の塗膜までヒビや剥がれが生じてしまうことがあります。
あるいはサイディングボード同士の目地に注入されている、コーキング材という樹脂が破れてしまっていることもあります。
またセメントを混ぜて形作る、モルタル外壁は、表面にヒビ割れが起きやすい素材です。
塗膜部分にのみ細い筋が現れるヘアークラックもあれば、建物の歪みや地震の衝撃で、モルタルの下地まで割れが進行している構造クラックなどもあります。
2.外壁材の種類を調べる
前述したのですが、外壁材の種類によって、表面に生じる劣化は様々です。
そのため、外壁材であればサイディングボードやモルタル、屋根材であればカラーベストやガルバリウム鋼板など、素材ごとに適した施工方法や塗料選びのルールが存在します。
・外壁・屋根材と塗料には相性がある
例えば、ヒビ割れが起きやすいモルタル外壁では、弾性塗料による仕上げが選ばれます。
弾性塗料は、ゴムのような弾力性を持っているため、揺れや歪みで外壁が動いてしまっても、塗料が伸縮して割れを防ごうとする機能塗料です。
ところが、この弾性塗料はサイディングボードには向いていません。
内部に熱を溜め込みやすいサイディングボードを、ゴム質の弾性塗料で覆ってしまうと、熱によって劣化し、水膨れのような状態になってしまいます。
また、高性能と言われるフッ素塗料は、非常に硬い塗膜を形成するため、ヒビ割れが起きやすいモルタル外壁では、その剛性がかえってひび割れを促進してしまうこともあります。
このように、外壁材の種類をあらかじめ知っておくと、業者に相談する前に、どの塗料が相応しいのか、ご自身である程度調べることができます。
・見積りのチェックポイント
外壁塗装工事で、最も神経を使う作業といえば、業者との見積り作成の内合わせではないでしょうか。
希望通りの見積りをスムーズに作ってもらうためにも、見積書を見るときのチェックポイントを知っておきましょう。
3.金額を見る時の注意点
見積書を見る時、何よりもまず確認する箇所といえば、総費用です。
しかし、金額の安さだけで見積りにGOサインを出してしまうのは危険です。
金額は必ず、以下の点も確認しましょう。
・外壁・屋根の面積で算出されていたこと
塗装の合計費用は、平方メートルあたりの施工単価に対して、作業を行う外壁・屋根面積で求めます。
例えば、平方メートルあたりの費用が4000円の作業を、合計100平方メートルに行えば総作業費用は、40,000円になります。
なお、高圧洗浄費用や足場面積なども同様の方法で計算します。
外壁塗装の見積りを作成する時に、丁寧な業者であれば、必ず、外壁と屋根のほぼ正確な面積を計算します。
あるいは、建物の設計図を提出するよう求められることもあるでしょう。
ところが、大雑把な業者になると、建物の「建坪」で塗装面積を算出されてしまうことがあります。
建坪とは、建物の建築面積のことです。
しかし、同じ建坪を有する建物でも、ほぼ真四角の建物と、凹凸が多い形状の建物では、外壁の面積は全く異なります。
少しでもコストを抑えるためにも、工事金額が、外壁と屋根の面積で算出されていることを必ず確認しておきましょう。
・相場の金額になっていること
外壁塗装工事費用にも、相場があります。
一般的に外壁に使われる塗料の、平方メートルあたりの価格相場は、以下のようになっています。
- アクリル塗料:約1,000~1,600円
- ウレタン塗料:約1,800~2,000円
- シリコン塗料:約2,200~3,100円
- フッ素塗料:約3,500~6,000円
※参考価格
価格が高い塗料ほど、耐用年数も長くなり、次の塗装までの期間を大幅に伸ばすことができます。
例えば、最もランクが低いアクリル塗料の耐用年数が、約5~8年であるのに対し、最高位グレードで耐候性も高いフッ素塗料は、約20年近い耐用年数を発揮することがあります。
見積もりに、どのグレードの塗料が記載されているか確認し、グレードに見合った費用になっていることをチェックしておきましょう。
1.工程を見る時の注意点
契約後の工事は、見積りの内容通りに行われます。
そのため、後から「こんな箇所の工事を頼んだ覚えはない」と主張しても、見積り通りの工事であれば、主張が認めてもらえない可能性があります。
契約に進む前に、最初に伝えた希望や条件が、漏れなく見積りに記載されていることを必ずチェックしておきましょう。
・「一式」などの曖昧な表現に注意
見積書などでよく見かける、曖昧の表現としては、「一式」「その他」「諸費用」などが代表的です。
これらは、数千円程度の、項目を記載するまでもない軽微な工事に使われる表現ですが、まれに数万円の工事を「一式」と大雑把に記載している見積りもある為、注意が必要です。
わずかな金額でも、「一式」や「その他」だけと記載されていて、南尾為の費用かわからないものがあるときは、必ず業者に聞きましょう。
・塗装が3回塗りになっているか確認
塗装は通常3回の重ね塗りが行われます。
そのため塗装の見積りでは、下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの作業費用が記載されており、使用した塗料の種類によって費用は異なります。
合計3回の重ね塗りを行わなければ、塗料と外壁の密着性が悪くなってしまい、耐久性の高い塗料でも、本来の性能を発揮することができません。
手抜き工事を未然に防ぐためにも、屋根、外壁ともに3回分の塗装費用が記載されているかをしっかりと確認しておきましょう。
・塗装工事のチェックポイント
いざ工事が始まっても、施工業者任せにするのは危険です。
工事中の作業の様子や、工事にかかった日数をチェックすることで、手抜き工事や施工不良を防ぐことができます。
2.正しい工事期間で行われていること
塗装工事には様々な工程があり、それぞれに必要な日数と施工手順が存在します。
主な工程と、それぞれの日数は以下の通りです。
- 足場設置&養生シート設置:約1日
- 高圧洗浄作業:約1日
- 高圧洗浄後の乾燥:約1~3日
- 下地調整作業:約1~2日
- 塗装作業:約3~5日
- 撤去、清掃、完了確認:約1日
このように外壁・屋根塗装では、最低でも約1~2週間は必要ということになります。
雨樋工事や鉄部の補修など、住宅の補修範囲が広くなるほど工事日数は長くなりますので、最低限、上記の工事日数で作業工程表が作られていることを確認しておきましょう。
・乾燥時間と塗装時間に要注意
塗装の耐久性を高めるには、高圧洗浄後の水分をしっかり乾燥させることと、3回ずつの塗装をそれぞれ1層ずつ乾燥させる、乾燥時間が欠かせません。
塗料の天敵は、規定量以上の水分です。
雨や結露、高圧洗浄の水分などが、外壁・屋根の表面に残っているとその上から塗料を塗っても、丈夫な塗膜を形成することができません。
また、先程もご説明した通り、塗装は3回塗りが原則ですが、1層でも乾燥が不足すると、脆弱塗膜となり、どんなに高性能の塗料も仕上がりが悪くなり、長持ちしません。
・工事期間は長い方が安全
工事期間は、短いほど手抜き工事の危険が増しますが、少し長くなる分については、あまり心配する必要はありません。
もちろん最初に伝えられた日数通りにスムーズに工事が済むほうがいいことは言うまでもありません。
しかし、悪徳業者が好むのは時間がかかる現場よりも、短い作業時間で済む現場です。
1件当たりの作業時間が短いほど、現場数を増やすことができます。
そのため、工事期間を短縮しようとして、下地処理や塗装回数を省いたりして手抜きを行おうとするのです。
優良業者であれば乾燥時間や塗装回数を厳守し、気温や温度などが塗装に適していない場合は、工事期間が長くなっても、安全性を優先して工事の中断を勧めます。
・塗装以外の作業も丁寧に行われていること
質の良い塗装を行うためには、足場の設置や養生など、塗装の準備作業もおろそかには出来ません。
また、長い工事期間中も、作業の進歩をしっかり伝えてくれる、良心的な業者であれば、工事後に「ああしておけばよかった」という後悔を減らすことができるでしょう。
・その日の作業内容を教えてくれる
工事開始後の職人との打ち合わせは、毎日必ず行う必要はありませんが、その日の作業内容を教えてくれることができれば、手抜き工事や不明な追加工事を防げるようになります。
出勤や外出中で、作業業者と顔を合わせられない人の為に、作業内容を簡単にまとめた連絡ノートを作成してくれる業者もありますので、見積もりの時に相談しておくとよいでしょう。
・足場がしっかり設置されている
足場は、足元が不安定な高所での塗装作業を、安全に行うための重要なツールです。
悪徳業者の中には、工期を短くするためや、金額を安くして契約を取らせるために、あえて足場を省いて脚立で無理やり塗装をしようとするところもあります。
足元がぐらつく現場環境では、作業性も悪くなり、塗りムラだらけになってしまうだけでなく、道具や人が落ちて、最悪の場合、大きな事故にもつながりかねません。
足場設置の有無戸、建物に適したタイプを解説してくれる業者であることを確認しておきましょう。
・建物の周囲もぬかりなく養生してくれる
外壁塗装ではトラブルも後を絶ちません。
養生は、建物の周囲に組んだ足場に、囲むように取り付けるネットや防水シートだけではありません。
エアコンの室外機やフェンス、植木や自転車、物置やポストなど、建物の周りにあるものもビニールなどで養生し、塗料の飛散を防ぎます。
養生作業では、手を加えてよいか業者では判断できないこともありますので、できるだけ作業に立ち会って施主の指示のもとで進めるとよいでしょう。
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
住み心地の良い家つくりには、お客様のしっかりとした確認も重要になります。
今回のブログを見てお客様自身も知識を付けたうえで塗装を依頼するとよいでしょう。
株式会社シマジューでは、ご相談、診断、お見積り無料となっていますので、下記電話番号、LINE @から気軽にお問い合わせください!
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