皆さんが憧れるウッドデッキ、検討される際はメリットデメリットについて知っておきましょう(^▽^)/
新築を建てる際に、「ウッドデッキを設置して休日はBBQをして家族みんなで楽しみたい!」や「晴れた日にウッドデッキでお茶を飲みながらくつろぎたい」とウッドデッキに憧れている方は多いと思います。
ですが、ウッドデッキの設置を検討する際に使用用途がはっきりしていないと全く使われないスペースになってしまいます。
メリット・デメリットをしっかりと把握して、使い方をはっきりさせておくことが重要です。
最近では天然木ではなく、樹脂木のウッドデッキが主流になっているので「ウッドデッキは腐ってしまうから設置しない」という方にもおすすめすることができます。
樹脂木だとメンテナンスの必要がなく、汚れも水で流すことができます。
しかし、しっかりと知識を付けたうえでウッドデッキを採用しないと、想定外の問題が発生する場合があります。
今回は、ウッドデッキのメリット・デメリットについて詳しく説明していきます。
目次
ウッドデッキのメリット8選
・リビングが広く感じられる
ウッドデッキはリビングの隣に配置されるケースが多く、リビングの掃き出し窓を開けると、リビングと同じ高さからウッドデッキで気軽に外に出ることができます。
芝生だと靴を履く必要がありますが、ウッドデッキだとそのまま外に出ても問題がありません。
・布団や洗濯物を干すことができる
1階の洗面所から2階のベランダまで移動するのは大変ですが、1階にウッドデッキがあれば気軽に布団を干すことができます。
ウッドデッキが設置されている場所は、大体の場合で日当たりが良く風通しが見込める場所になっています。
ウッドデッキの高さはリビングと同じになるため、リビングから段差を通ることなくウッドデッキに出ることができ、転んで怪我をするような心配もありません。
リビングの隣であれば、キッチンから近いので急な雨でもすぐに対応することができます。
またウッドデッキに手すりを付けることで、外からの見栄えや視線の問題を解決できるだけでなく、そのまま布団を干すといった使い方もできます。
・ペットの遊び場として使うことができる
子どもだけでなく、ペットの遊び場・日向ぼっこ・昼寝にもウッドデッキはおすすめです。
庭の場合、一度してしまうと土を室内に持って入ります。
ウッドデッキであれば外の空気に触れさせてあげることもできますし、土が室内に入ってしまうこともありません。
芝生の上だと、ダニやノミなど虫が付いてしまうトラブルもあります。
ご飯をあけてこぼしたりトイレをしてしまっても、樹脂木のウッドデッキであればサッと洗い流すだけで済むので、リードを付けておく必要もありません。
・バーベキューなど第2のリビング
ウッドデッキは「第2のリビング」と呼ばれることも多いです。
夏のバーベキューをウッドデッキですれば、煙や臭いも気になりません。
芝生だと虫も気になりますが、ウッドデッキだと虫を気にする必要もありません。
ホームパーティーなどで活用する方も多く、家の中から外の道具を持ち運ぶのも、段差を降りる必要がありますが、ウッドデッキがあれば家からそのまま持ちだすことができます。
庭であれば道具が土で汚れてしまったり、段差を降りる必要がありますが、ウッドデッキであれば簡単です。
ウッドデッキ付近に電源がある場合は、面倒な炭火でなくてもホットプレートなどでバーベキューを楽しむことができます。
冬場であればストーブも使うことができるので、鍋などで暖まりながら澄んだ空を見上げるという時間を堪能することもできます。
小さなテーブルとイスがあれば、一息つくために休憩するスペースとしても有効です。
・趣味を楽しむ
ウッドデッキでは、ガーデニング・日曜大工・スポーツ用品を洗う・ヨガをするなど、様々な趣味にも活用することができます。
庭の場合、植栽の維持や管理は大変なので苦手という方が多いのですが、ウッドデッキがあれば、プランターや鉢で気軽に植栽を楽しむことができ、リビングからウッドデッキの植栽が見えるのはとても綺麗です。
芝刈りも必要もなく、土や虫が苦手という方でも、ウッドデッキであれば気にすることがなく作業ができます。
まあ、日曜大工が趣味という方も、ウッドデッキであれば木くずが出ても気にする必要がありません。
ノコギリを使用する場合や、出来上がった棚に塗装をする場合でも、作業台として使用することができます。最近ではネットショッピングが広がり、家で組み立てる大型家具も増えました。
そういった家具でも、ウッドデッキで作業を行うことで、床の傷みなどを気にすることなく組み立てることができます。
・室内の目隠し効果がある
南向きの家は室内がよく見えてしまいますが、フェンス付きのウッドデッキにすることで目隠し効果があります。
フェンスを検討する上では、子どもやペットの危険を考慮して付ける場合も多くなっています。
そのような心配がない場合でも、目隠し効果を目的に設置する方もいます。
カーテンを閉めなくてもプライバシーが守れるので、外の風景を楽しむこともできます。
・ウッドデッキがアクセントになり外観がおしゃれに見える
ウッドデッキがある家は、アクセントとなって見た目がおしゃれに見えます。
特に白・黒など外壁が無機質であれば、ウッドデッキを取り付けるととても映えるでしょう。
南向きの家であれば、外からの見た目が芝生の庭と比べると、大きく印象が異なります。
ウッドデッキのデメリット
・定期的なメンテナンスが必要
ウッドデッキは、当然ですが経年劣化や色褪せが発生してしまいます。
常に屋外で雨や紫外線の影響があるため、室内で使用される木材よりも早くに劣化してしまいます。
天然木を使用する場合、一定の年数が経つと腐ってしまいます。
特に、柔らかいソフトウッドのウッドデッキだと、数年でダメになってしまうケースもあります。
ウッドデッキに塗装をしている場合、時間が経ってしまうと劣化が始まり剥がれてきてしまいます。
・デッキ下の手入れが難しい
一般的なウッドデッキは、室内の床と高さをそろえるように設置します。
この時デッキの下部分には空洞ができてしまうため、どうしても動物や虫が入り込んでしまったり、雑草が生えてしまったりします。
雑草が長く伸びてしまった場合、ウッドデッキの隙間から出てくることがあります。
デッキ下の空洞を掃除したり手入れするのは難しいので、工事の際には下をコンクリートにしたり、除草シートを敷いたりするなどの工夫をしましょう。
・費用がかかってしまう
通常の芝生などに比べ、当然ですが設置するのに費用がかかってしまいます。
特に広いウッドデッキで柵も付ける場合などは、大きな費用になってしまうので、大きな費用になるのでしっかりと検討しましょう。
・実際には使用しないケースが多い
最近ではウッドデッキは流行りなので、設置する家庭が非常に多いのですが、実際に住み始めると意外に使わないという家庭が多いです。
特に南向きの家の場合は、庭を広くとることができず家の前から丸見えになってしまうケースが多いです。
この場合、人から見える場所でくつろいだ、パーティーをしようとする方が少ないのです。
なんとなくウッドデッキを付けるのではなく、しっかりと利用シーンを考えてから設置しましょう。
樹脂木ウッドデッキと天然木ウッドデッキの比
樹脂木ウッドデッキと天然木ウッドデッキの比較ウッドデッキには、大きく分けると「樹脂木」と「天然木」の2種類があります。
樹脂木は、本物の木粉とプラスチック系の樹脂を混合して作りだしたものです。
対して天然木は、本物の木で作られています。
最近では、樹脂木のウッドデッキを選ぶ方が多く、その理由として「メンテナンスフリー」「耐久性が高い」「ささくれが出ない」ことがあげられます。
水が染み込みにくいので、汚れても水や高圧洗浄で簡単に掃除をすることができます。
ほとんど腐る心配がなく、シロアリにも強いです。
経年劣化による色落ちがほとんど起きることがなく、美しさを保つことができます。
対して天然木の場合、毎年塗料を塗りなおす必要があります。
また、樹脂木のウッドデッキはささくれが出ませんが、天然木の場合はささくれが出てしまうので注意が必要です。
天然木のメリットとしては、「価格が安い」「木の質感が楽しめる」「表面が暑くなりにくい」ことがあげられます。
しかし価格は安いものの耐久年数を考えれば、価格面でも樹脂木のウッドデッキに軍配があります。
樹脂木のウッドデッキも安くなってきており、これから選ぶのであれば樹脂木にすることをおすすめします。
・ウッドデッキの価格相場
ウッドデッキは樹脂木・天然木など選ぶ素材によって、大きく価格が変わります。
最も多い施工例としては10㎡程のウッドデッキを設けるケースで、施工日数は2~4日ほどかかります。
施工事例としては、30~50万円程度が多いです。
ウッドデッキの目隠しとして、ラティスやフェンスを設置する場合や、夏の日差しを避ける目的でパーゴラを設置する場合などは、50~70万円程度が目安になります。
また高い箇所へウッドデッキを設置したり、庭の広範囲にわたってウッドデッキを設置するケースなど、100万円を超えるケースもあります。
ウッドデッキとタイルデッキの比較
ウッドデッキとタイルデッキの比較ウッドデッキではなく、タイルデッキを選択する方もいます。
タイルデッキとは、下地がコンクリートで固められている構造です。
タイルデッキは吸水性が低く、雨や汚れに強いです。
メンテナンスフリーで、経年劣化が少ないことも特徴です。
しかし、私たちはタイルデッキよりもウッドデッキをおすすめします。
ウッドデッキの方が見た目もおしゃれに仕上がりますし、タイルデッキの場合はリビングと高さが出てしまうためです。
一般的なタイルデッキの場合、リビングから外に出る際に20㎝の段差があることが一般的ですが、ウッドデッキは外に出られるため、空間の広がりや安全性が全く違います。
まとめ
もしあなたがウッドデッキを設置するのであれば、下地はコンクリートにすることをおすすめします。
ウッドデッキの下は影になるのでジメジメしてしまうため、土のままだと虫が住み着いてしまいます。
ゴミが溜まりやすい場所にもなっているので、コンクリートにしておいて落ち葉などのごみが溜まったらホースの水で簡単に掃除できるようにしましょう。