屋根の工事を行う時に、足場が必要になることを忘れてはいけません。当然費用もかかってきます。
今回は、屋根を工事する際、足場はなぜ必要になるのか、費用相場などをご紹介していきます。
目次
なぜ足場は必要なのか
まずは、足場の必要性をご紹介します。
安全の確保
屋根や外壁などの高い位置の工事をする場合、転落してしまう可能性がとても高いです。いくらヘルメットなどをしていても、転落してしまうと重傷を負ってしまったり、最悪、命を落としてしまう可能性も十分に考えられます。そうなってしまわないように業者の安全も考慮しなくてはなりません。
あなたの家の工事で、人が「亡くなってしまった」「重大な事故があった」などが起こってしまうといい気持ちではないはずです。やはり無事に工事を終えることが最良のはずです。
丁寧な作業
業者は、足場がなければ安定しないので作業がとてもしにくいのです。雑または手抜きな施工をされてしまう可能性も高くなります。足場を組むことで作業がしやすくなりしっかりと施工してもらえることでしょう。
近所への配慮
足場を組むことで、その上に飛散防止ネットを設置することができるようになります。
飛散防止ネットがあることで、もしものを落下させてしまっても隣の家や近くに通りかかった人に迷惑をかけてしまうことを防げます。
足場を組むことで依頼する側、そして作業する側の二方にメリットがあるのです。
足場の種類の違い
足場にはいくつかの種類があります。
「組立足場」「吊足場」
大きく分けるとこの二種類に分けられます。
基本的に、お家の工事などで使われる足場は「組立足場」なので、今回は組立足場をご説明します。
組立足場にも種類が!
組立足場にも種類があります。
・枠組足場
・単管足場
・くさび緊結式足場
この三種類に分けられます。
枠組み足場
枠組足場とは、鋼管を門型に溶接された建組を中心にジャッキ、筋交、鋼製布板などの部材を組み立てるタイプの仮設足場です。
足場の強度が高いため、高層建築工事に使用されています。
単管足場
単管足場とは、鋼管で作られた単管パイプにクランプなどの部材を組み立てるタイプの仮設足場です。
縦横の幅がある程度自由に決められることができます。そのため小規模な工事、作業現場が狭いところなどで使われることが多いです。
くさび緊結式足場
くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として、筋交などを支柱の緊結部にくさびで緊結するタイプの仮設足場です。
主に中低層建築工事に使用されています。
足場の費用相場
やはり一番気になるのが「費用はどのくらいかかるの?」これだと思います。
次は、足場の費用相場をご紹介していきます。
一軒家の足場代
・25〜30坪:15万円〜20万円
・30〜35坪:18万円〜23万円
・35〜40坪:20万円〜25万円
これが一般的な一軒家の場合の足場代の相場です。
足場代で多く料金を請求しようとしてくる業者もいますのでしっかりと注意しておくことが大切です。いくつかの業者に相見積もりしてもらうことをおすすめします。
1㎡あたりの足場代
足場代の1㎡あたりの相場は600円〜1200円程度です。
足場の費用は、「(足場の外周の長さ✖︎足場の高さ)✖︎平米単価」これで計算できます。
また、養生費用は、「足場面積✖︎養生費用の相場(約200円)」これで計算できます。
足場の費用と養生費用をたすことで足場料金の総計が出ます。
業者により多少の違いが出てきますのであくまでも参考ですが自分で計算してみることで大体の相場が計算できます。
足場代の内訳
足場代の内訳には、作業員の手間賃以外にも色々な費用が含まれています。
・作業員の手間賃
・足場材の運搬費
・足場材の保管代
・足場材の減価償却費
・足場材のメンテナンス費用
などがあります。
足場代の費用がばらつくのはなぜ?
足場代は様々な理由により異なってきます。その理由を説明していきます。
状況による違い
・敷地が狭い
・道路が狭い
・駐車スペースがない
などの状況により手間がかかってしまう場合は、通常よりも費用が高くなってしまう可能性があります。
足場の種類の違い
・枠組足場
・単管足場
・くさび緊結式足場
このような足場の種類によっても値段が異なってきます。
業者の違い
・自社が足場を持っている場合
・足場の組み立ては下請けが行う場合
・自社では足場を持っていなく借りる場合
このように業者が違うことでも費用が異なってきます。
建物の違い
足場の費用は足場の面積で決まります。よって建物の面積、そして高さの違いにより当然、費用が異なってきます。
このように様々な理由により費用が異なってきます。前もって業者のことを調べておくことも大切でしょう。そしていくつかの業者に相見積もりしてもらい比較してみることをおすすめします。
相場よりあまりにも安い場合は注意!!
相場よりもあまりに安すぎる場合は注意しましょう。
価格が安い場合は、時間を詰めて作業する場合があります。その場合は、トラブルや事故が発生しやすくなるでしょう。
また、足場代無料というのも他の料金に足場代を混ぜている可能性が高いので注意しておきましょう。
見積書をしっかりとみるようにしましょう。
「業者選び」は重要?!
なんの工事でもとても重要なことは「業者選び」なのです!
上記していますが、業者によって料金が異なります。また、施工の質も変わるのです。中には悪徳業者も潜んでいます。工事は、業者に依頼する前から始まっているのです。
しっかりとした業者を選ぶために、会社のホームページを検索し、施工事例や口コミなどを見たり信頼できる業者なのかを判断しましょう。
また見積もりしてもらう場合は、1つの業者ではなくいくつかの業者に相見積もりしてもらいましょう。
まとめ
今回は、屋根を工事する時に必要になる「足場」についてご紹介してきました。
足場を組むことは工事してもらう側、する側二方にメリットがありますね。費用を少しでも抑えようとすると手抜き工事をされてしまう場合もあります。よくご検討されることをおすすめします。
ぜひ満足のいく工事を!!