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笠木(かさぎ)のメンテナンスは済んでいますか? 笠木について詳しく解説(^▽^)/

外壁・屋根塗装・サイディング

目次

笠木とその役割について

 

笠木ってどこのことをいうの?

外装や内装で『笠木(かさぎ)』という言葉を聞いたことはありますか?

笠木は住宅のいたるところにあります。

笠木とは、住宅の「ベランダ・バルコニー・パラペット(屋上の端部に)」などの水平になっている上場に取り付ける材料のことを言います。

この笠木と言われる部分は、実は弱点が多く、雨漏りをしやすい場所というのをご存じでしょうか?

雨漏りは屋根や外壁からだけだと思っている方も多いと思いますが、実は「ベランダ・バルコニー・パラペット」に取り付けてある笠木の部分から雨漏りが発生してしまう例がとても多いのです。

笠木は、ほかにも擁壁や室内でも使用されていますが、今回は、雨漏りの原因にもなりうる「ベランダ・バルコニーの笠木」についてご説明したいと思います。

 

笠木の役割とは?

『笠木』は、デザインのために取り付けられることもありますが、しっかりとした役割があります。

ベランダやバルコニーの手すり部分に使用されている笠木は「躯体(外壁)」を腐食から守る役割があります。

住宅から突き出ているベランダやバルコニーの壁面は雨や風をしのぐものがなく、直に風雨の影響を受けてしまいます。

そこで、笠木を取り付けることにより躯体自体に直接影響を及ぼすことを防止することができます。

これにより住宅の美観をより長く保つことができます。

笠木の素材は、「木質性」や「モルタル・セメント」、「金属・ステンレス」などいろいろな材質があります。

 

笠木からの雨漏り

冒頭でも述べましたが、笠木からの雨漏りも非常に多いのが事実です。

屋外の笠木は小さな屋根のようなものだと考えてください。

 

雨漏りをしてしまうとどうなる?

雨水の侵入を防止し、守るのが笠木の役割です。

笠木の素材はアルミやガルバリウム鋼板、木材など様々ですが、近年の住宅で使用されている屋外の笠木にはガルバリウム鋼板が多くなっています。

屋根と同様に定期的なメンテナンスをしなければ「雨漏りが発生し外壁の内部を腐食させてしまう」恐れがあり、水が侵入してしまい内部が腐食してしまうと、階下の今や軒天井などに被害が出てしまい、そこから住宅全体を傷めてしまう恐れもあります。

さらに腐食が広がってしまうと、二次被害で「シロアリ」が発生してしまうケースもありますので要注意です。

※シロアリについての詳しい解説はこちらを押していただくと飛べます。https://www.shima-j.co.jp/blog/1816/

 

雨水が侵入しやすい部分

水が侵入しやすい部分は主に「劣化したコーキング部分」、「地震などの天災から来た隙間」、「さびてしまっているビス穴」、「笠木のジョイント部分」、「水切り」などです。

劣化したコーキング部分

さびてしまった笠木

少しの隙間から水が侵入してしまい、湿気がこもることで腐食の原因になります。

本来は、ベランダやバルコニーの笠木には防水性の高い素材を使用していますが、年月が経ってしまえば経年劣化が起こってしまい防水機能も低下してしまうものです。

施工不良による原因などもありますが、経年劣化が原因で雨水が侵入してしまうことがほとんどです。

その他にも、大雨や台風シーズンなどで、風向きによって「一時的に雨水が入り込んでしまい雨漏りしてしまうケース」も多いです。

どちらにしても、経年劣化で雨漏りしてしまうリスクは高まりますので、笠木も定期的なメンテナンスが非常に大切です。

 

笠木の修理方法

 

コーキング補修

劣化の経過がまだ浅く、内部の腐食までは進んでいない場合は、笠木の継ぎ手や取合い箇所に「コーキング」を行い隙間を埋めて補修していくことが多いです。

コーキングが劣化してしまう原因は、長年の「紫外線や温度差」などです。

亀裂が入っていたり、細くなり両端に隙間ができてしまっていれば打ち直しのころ合いかと思います。

 

塗装で修理

塗装による修理(メンテナンス)を行うことで、防水効果を向上させることができます。

笠木に「鉄板」が使用されている場合には、さびないように定期的な塗装を行うことをおすすめします。

ですが、塗装では雨水の侵入部分を埋めることや、雨漏りを改善することはできません。

あくまで、塗装は劣化を遅らせるための作業なので、内部が腐食してしまった場合や、雨漏りしてしまった場合には工事が必要になります。

 

板金、カバー交換

内部まで腐食が進行してしまっている場合や、屋内に雨漏り被害が出てしまっている場合など、劣化状態が深刻な状況になると笠木はカバーや交換工事が必要になります。

現在では、「鉄・金属・アルミ」が主流ですが、素材によって施工方法が変わります。

鉄・金属」の場合は、上から板金を被せる「カバー工事」を行うことができます。

カバーは、既存の笠木の上に「ベニヤ」を張り、「ガルバリウム鋼板」を巻いて仕上げます。

アルミ」の場合は、カバーができないため「交換工事」が必要になります。

交換の場合は、既存の「材料と下地の解体」を行い、「下地を補強」してから「ベニヤ」を張り、新しい材料を取り付けていきます。

もちろん、腐食や雨漏りの状況が深刻な場合は、「下地からやり直す交換工事」が必要となります。

まとめ

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

株式会社シマジューでは、今回紹介した笠木の点検、修理等、承っております。

ご相談、診断、お見積り無料となっていますので、笠木修理や屋根塗装をお考えの際は、下記の電話番号かLINE@にご連絡ください

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