【失敗しないリフォーム】外壁の種類は?
目次
外壁にどんなものがあるのかご存知ですか?
家の外壁を決めたいけど、どんなものがあるのか、どう選べばいいのか、悩みますよね?
我が家は、建売住宅だったので別に悩むこともなかったのですが、修理、またはリフォームの際には気になる所です。
何年も家族と過ごす家なので、希望や理想は取り入れたいものです。
外壁の選び方のポイントは?
お宅の印象を左右し、また周辺の街並みにも多少なりとも影響を与えるもの。風雨や雪、火災、紫外線等から建物を守り、住まいの寿命にも関わる極めて重要な建材です。耐候性や耐水性、耐火性、耐久性等にも充分考えて選びましょう!!
一戸建てに使われる外装材は色々な種類があり、施工方法によって乾式工法と湿式工法に分類する(乾式工法・・・釘やネジ、ボルトなどで取り付けるもの。湿式工法・・・左官工事、コンクリートを使用するなどの水分を使う工法。)
外壁に様々な特徴がありますが、どのメリットを優先させるかがポイント‼
価格優先? 外観優先? 断熱性優先?など、どれを優先するかで外壁を見る視点も変化します。
外壁の種類は?
モルタル外壁
左官屋さんがセメント等で練り上げたモルタルをコテによって仕上げ、しばらくの期間乾燥させた後、そのうえから塗料を吹き付けて、色々な模様をつけていくもの。(その模様は、スタッコ、リシン、タイル吹きなどの種類あり。)
モルタルなので、ヒビが出やすいのも特徴。
ジョリパット
ザラザラ感のある塗り壁。凸凹少ない。塗料の吸い込みが多いので、吹きつけタイルよりは塗料の数量は多くなる。
吹きつけタイル
表面は大きな凸凹が無くて、ツルツル。塗料の量はあまり多くない。ローラーで、手軽に塗装することが可能。
リシン
砂壁状の外壁で、表面は骨材というツブツブの砂状で粗い。塗料の吸い込みが多いので、塗料を多く使用。(モルタルの中でも種類が多く、クラック(ヒビ)やカビもよく見られる外壁)
作業的には吸い込みが多いので、塗装する際、時間が掛かる。
スタッコ
表面が粗くて凸凹も激しい。とても多くの塗料使用。(吹きつけタイルに比べると、塗料の使用量は約3倍)
作業的にはローラーでスイスイ進まないので、とても手間と時間がかかる。(凸凹の谷の部分にきちんと塗料を行きわたらせないとダメなので、濃い塗料だと細部にまで行きわたらせることが困難)
*塗料のうすめ方の調節をするが、塗料代・作業時間的なコスト節約の為と、中にはサラサラな状態に塗料をうすめてしまう業者も💦
サイディングボード
ボード1枚1枚、貼っていく外壁。(サイディングの種類・・・アルミサイディング、スチールサイディング、窯業系サイディング)
塗装の塗り替えの場合は、窯業系サイディングがほとんど。
サイディングボードとボードのつなぎ目を「目地」といい、この目地にはゴム状のシーリング材(コーキング) が埋め込まれている。
サイディングの塗装の場合には、シーリングも劣化し痛んでいるので、塗装の際は、交換等をしてから、その後、塗装をすることに。
トタンの外壁
クギの浮き、サビの発生が特徴。
モルタルやサイディングはローラー塗装する場合がほとんどだが、トタンの場合はハケで塗装することも少なくない。
トタンと言っても鉄部塗装と同じなので、塗料も鉄部用の塗料を使用。
板張りの外壁
「下見板」「羽目板」とも言う。木部なので、木部用の塗料で塗装。
ALC外壁
Autoclaved Light weight aerated Concreteの頭文字。
日本語では「軽量気泡コンクリート」と言われていて、耐火性・耐震性・断熱性・遮音性等、建物に求められる様々な性能を高レベルで満たす外壁材。
外壁の種類でのメリットは? デメリットは?
モルタル外壁
メンテナンスの目安・・・約10年
メリット
- デザイン性、耐久性に優れている
- シーリング劣化の心配が無い
デメリット
- 防水機能が無い
- ひび割れがしやすく、汚れが目立ちやすい
窯業系サイディングのメリット・デメリット
*窯業系サイディング・・・板状の外壁材で内容成分の80%がセメント。残り20%が繊維質、増量材で構成。(日本の住宅の外壁材の約80%を占めている)
メンテナンスの目安・・・約10年
メリット
- バリエーションが多い
- コストパフォーマンスが良い
- 防火性が優れている
デメリット
- 防水機能が無い
- 蓄熱性が高い
- シーリングのメンテナンス必要
金属サイディングのメリット・デメリット
*金属サイディング・・・表面はスチール板などで施し、裏には断熱材を入れたサイディングのこと。(ステンレスのような丈夫さ及び、アルミのような腐食しにくい性質を併せ持った丈夫で低価格なサイディングボード)
メンテナンスの目安・・・約10~15年
メリット
- 断熱性、耐震性が優れている
- 耐凍害性が優れている
- コストパフォーマンスが良い
デメリット
- 傷がつきやすく、サビが発生しやすい
- 酸性雨、塩害被害を受けやすい
ALC外壁のメリット・デメリット
メンテナンスの目安・・・約10年
メリット
- 耐久性、耐火性に優れている
- 耐震性、断熱性に優れている
デメリット
- 防水性が無い
- 吸水性が高い
- 表面強度が低い
まとめ
価格は安いがこまめなメンテナスが必要だったり、安いのは嫌だけど、高いのも困る。環境に優しいものがいいなど、ご家庭によって様々です。
ご家庭内でよく話し合い、家や環境にあった外壁を選びましょう。
我が家では今の所、外壁の交換または、メンテナンスをする予定はありませんが、やる際はみんなと相談し、納得がいく外壁選びをしたいと思います。