天井のリフォーム 工期や費用相場、注意点などについて解説しました(^▽^)/
築年数が十数年、または何十年と経っているお家は、あらゆる部分が傷んできます。ちょっとした部分のリフォームは行っていても天井は見逃してしまいがちです。
「誰かが触るわけでもないし、そんなに汚れてもいないだろう」そう考える人も多いと思います。
しかし、天井は皆さんが思っているより汚れているものです。
煙草のヤニや臭い、埃、シミなど多くの汚れが付着しています。
また、あまり気にしていない部分だと思いますが、当然天井裏の傷み、汚れが進んでいるものです。
傷みがひどくなってくると、天井を支えきれずに、落ちてきてしまう可能性も考えられます。
天井のリフォームには、クロスの張り替えや塗装、板張り、さらにはDIYなど実は様々な方法があります。
今回は天井リフォームの施工方法や費用・価格の相場などの注意点やポイントを解説していきます。
目次
天井リフォームのタイミング
天井リフォームを考え始めるタイミングは人それぞれですが、一つの目安になるのは、ずばり天井の見た目です。
変色や汚れ傷みが気になったらリフォームを検討するタイミングです。
また、天井に雨シミを発見したら、天井裏で雨漏りしている可能性が高いのですぐに専門業者に見てもらいましょう。
お家の屋根が老朽化してきているのなら、すぐにでも天井リフォームを行った方がいいでしょう。
天井リフォームの手順と工期
天井板を張り替えるリフォームの場合、工法は「乾式工法」を用いる場合がほとんどで、具体的には板などを屋根の裏側から吊り下げて固定する工事となります。
まず、初めに天井の一部分を解体するか点検口を用いて、天井裏の状態を確認します。
その後、古い天井材を解体して、もし天井裏部分や吊木部分などに傷みがあれば補修作業を行います。そして、天井板を張る下地部分となる野縁を組んでいきます。
断熱材を屋根裏に入れる場合はこのタイミングで施工します。
最後に新しい天井板を張り、表面をクロスなどで化粧すれば完成です。工期の目安は、イレギュラーで大きな補修作業などが入らなければ約2日間となります。
天井リフォームの費用相場はどれくらい?
天井リフォームのタイミングを押さえたら、次はそれぞれの費用相場を見ていきましょう。
天井リフォームは、低価格で行えるものが多いのですが、あれもこれも行うのではなく、必要なリフォームだけ行うようにしましょう。
主な天井リフォームの種類
天井クロスの張り替え・塗装(20㎡):約3~5万円
天井ジプトーン張り替え:約3~5万円
腐食による天井板交換:約5万円
天井石膏ボードの張り替え(20㎡):約3~6万円
天井板張りリフォーム:約5~10万円
シーリングファン設置:約6~8万円
穴あき補修:約1.5~10万円
天井解体:約6~9万円
天井の高さ変更:約15~35万円
天井の断熱リフォーム:約15~35万円
数多くのリフォーム方法がありますが、それぞれの金額はそこまで大きくはありません。
天井の高さ変更や断熱リフォームを行えば、かなり高めの金額にはなりますが、それでも50万円はかからないくらいになります。
代表的な天井リフォームの種類
それでは、よく行われる代表的な天井リフォームの種類を紹介していきます。
クロス張り替えリフォーム
クロス張り替えリフォームは、天井リフォームの中でも、一般的に行われているリフォーム方法になります。
低予算で行える上に、天井の汚れを目立たなくしてくれるため、手軽に行えるため人気の施工になっています。
クロスが貼られている場合は、一度クロスを剥がし、板材の上からクロスを張り替えてあげましょう。
クロスの色を少し明るくするだけでも、見違えるほどお部屋の雰囲気は変わるものです。
リフォーム後の雰囲気は、クロスのカラーやデザインによって大きく異なりますので、あなたの理想とする天井を作っていきましょう。
さらに、最近では「防音効果」「消臭効果」「吸湿性」のあるクロスも多く販売されてきているので、機能性の面からもクロスはおすすめになっています。
塗装リフォーム
塗装リフォームは、天井のクロスを張り替えず塗料で塗っていくリフォーム方法になります。
クロスと同じくらい手軽に行えますし、短時間で済ませられるメリットがあります。
漆喰や珪藻土を塗ってあげれば、よりナチュラルに印象的な天井が作れるようになるでしょう。
しかし、クロスと比較すると維持できる期間が短いため、コストパフォーマンスは悪くなります。
こだわりの壁や天井を作りたい!という方にはおすすめの施工になっています。
板張りリフォーム
天井にクロスや塗料を使わず、木材を使って板張りに替えるリフォーム方法になります。
無垢材や化粧板を使用することで、高級感と温もりを感じられる天井を作ることができます。
天然木材を利用するとコストが高くなりがちですが、プリント合板を利用することで、低価格で済ませることができます。
無垢材の場合、美しい天井を作れるのがメリットですが、初期コストが高く維持するための費用が高くなってしまいます。
プリント合板は初期コストが安く、メンテナンスも手軽に行えるところがメリットになっています。
直天井リフォーム
直天井リフォームは、表面の天井を外し吹き抜けにするリフォーム方法になります。
マンションの場合、ほとんどは二重天井で作られているため、圧迫感を取り払い天井の高さを変える目的で行われます。
個性的でおしゃれな天井が作れるので、急激に人気が高まってきているリフォーム方法となります。
しかし、表面の天井がなくなるため、断熱性と防音性に劣ってしまうでしょう。
開放感のあるおしゃれなお家を作れるので、おすすめのリフォーム方法となっています。
天井をリフォームで張り替える場合の注意点
天井板を張り替えるリフォームの際には、以下の注意点もあります。あらかじめ押さえておき、失敗を防ぐだけではなく工事が始まってから慌てないようにしましょう。
1.解体作業時には室内に立ち入れない
TV番組などでも天井の解体作業を行っているシーンをご覧になったことがある方が多いと思います。
既存の天井を解体する際は室内に立ち入ることができません。
古い天井を上から下ろすので、危険であることはもちろん、周囲に飛び散るホコリの量も尋常ではありません。
天井板交換の工事中は、可能であれば完全に壁やドアで区切られた別室に居るようにしましょう。
あるいは、その他にもリフォーム箇所が多数あるような大規模改修を予定しているなら、工期中は仮住まいを確保しておくのがいいかもしれません。
2.天井材の機能性を見極めて選ぶ
天井材は、ただ板状であればよいというものではありません。
壁などと同様に、建材の性能が室内の環境に大きく影響を及ぼすからです。
木材の天井板は、調湿性や断熱作用などの効果がありますし、石膏ボードなどは耐火性や防音性に優れています。
あるいは、軽量で地震時の落下事故を予防できる「耐震天井」も多く出回っています。
何に重点を置くかはっきりさせておき、適正な機能を備えた天井板を選ぶことで、リフォーム後の暮らしもより快適に保つことができます。
3.天井材やクロスの色選びは慎重に
天井材をむき出しにする場合は天井材、クロスを張って化粧する場合はクロスの色選びも重要になります。
普段は視界に入りにくいとはいえ、天井は室内の中でも大きな表面積を占めており、色選びひとつでも室内のイメージ・雰囲気に大きく影響します。
基本的には壁材と同一色を選ぶのが最も簡単で失敗がありません。
しかし、天井板をむき出しにしたり壁とは別のクロスを張ったりする場合は、壁材に似た色であっても、少し壁より濃い目の色にすると室内空間に落ち着きを与えることができます。
同じ色の壁と天井では、天井の方がより明るく見えやすいためです。
DIYで天井のリフォームを行うことは可能?
DIYで天井をリフォームする場合、断然「クロスの張り替え」がおすすめになります。
前述した天井リフォームの種類の中で、最も難易度が低く、たとえ失敗しても建物自体に大きな影響を与えにくいからです。
次におすすめするのは「塗装」です。
ただし、「クロスの張り替え」・「塗装」をDIYで天井リフォームをする際の注意点として、一人では作業ができないことが挙げられます。
特にクロスの張り替えは、クロスを張る人・押さえる人の二人は必要になります。
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
株式会社シマジューでは内装リフォーム等も行っております。
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