「知っておこう!」エコキュートのお手入れについて
エコキュートというのは電気給湯器の一種であり、電気だけではなく、空気の熱を利用してお湯を沸かすという特徴があります。
その為、電気代の節約につながる点が魅力となっております。
しかし、エコキュートを使用している多くのご家庭では、手入れの仕方がいまいち分からないという方が結構いらっしゃいますので、紹介していきます。
目次
こまめに行うエコキュート
エコキュートは、普段お部屋のお掃除をする時のようにエコキュートも面倒に思うかもしれませんが、しっかりお手入れをするようにしましょう。
そうする事で、エコキュートの寿命も長くなり、結果的に維持コストを下げる事に繋がってきます。
特に、エコキュートの中で一番お手入れが必要な物は・・・浴槽フィルターの掃除となっております。
なぜなら、お風呂などで毎日使用するエコキュートですので、水垢は皆さんが想像する以上に早く溜まってしまいます。
なので、週に1度くらいは浴槽フィルターを掃除するようにしましょう。これらを、放置してしまうとフィルターの目詰まりの原因となってしまい、エコキュートが故障してしまう危険性があります。
なので、しっかり手入れを行うようにしましょう。また、よく入浴剤などを頻繁に使用する方は注意するようにしましょう。
半年には1度・・・
次に、紹介するのが半年に1度定期的に行うべきエコキュートのお手入れについてです。
2つありますので、紹介していきます。
配管の掃除
こちらの、配管の掃除はあまり頻度は高くないものの非常に重要なお手入れが必要となってくるものです。エコキュートと浴槽の間には、配管があり、お湯が循環しております。
エコキュートの使用中には、お湯が循環しているので汚れはつかないのですが、エコキュートを長時間停止させてしまいますと、汚れが溜まっててしまいます。
多くのエコキュートは、自動洗浄機能が付いている為お掃除する際に、自動洗浄機をONにしておけば問題はありません。ただ、自動洗浄機が付いていないエコキュートもございますので、その場合は常日頃洗浄ボタンを押すように心がけるようにしましょう。
このような事を行っていてもやはり、汚れは溜まっていきますので、半年に一回必ず配管掃除を行いましょう。
貯湯タンクの水抜き
この、貯湯タンクの水抜きの目的は、エコキュートタンク内の汚れを排出するお手入れです。
エコキュートは、夜間電力を利用してお湯を作り置きするシステムがあり、必ず貯湯タンクが一体となっています。多くの貯湯タンクは、ステンレスで出来ている為錆が出る事はありません。
ただ、水道水に含まれる不純物が原因となってしまい徐々にではありますが、タンク内に汚れが溜まります。これは、皆様もご存じかとは思いますが、水道水には殺菌の為に塩素が入っていたり、ミネラルが含まれている可能性があります。
これらの塩素やミネラルがタンク内に溜まってしまい、故障の原因に繋がってしまいます。
また、お風呂に使うお湯ですのでタンクに汚れが溜まっているとあまり良い気持ちにはなれないと思います。
なので、しっかり定期的にお手入れをするようにしましょう。
詳細について
先程、紹介した浴槽フィルターと配管の掃除方法と貯湯タンクの掃除方法について説明していきます。
浴槽フィルター掃除方法
まずは、浴槽フィルターのお掃除についてです。
浴槽フィルターを掃除する際最初に行うのが、フィルターを外す事です。外した、フィルターには汚れが溜まっているので、フィルターの水垢を水洗いしましょう。
そして、大体の汚れが取れたら、網目に詰まっている汚れを綺麗に取っていきましょう。
汚れが、落ちましたら元の場所に浴槽フィルターを戻して完了です。
配管掃除方法
次に、配管の掃除方法です。エコキュートの配管掃除を行う際は、配管用の洗浄剤が必要となってきます。
どの配管用の洗浄剤を使うのかわからない場合は、取扱説明書に書いてありますので、しっかり確認しましょう。洗浄剤を用意出来たら、浴槽に水を溜めてください。
次に、洗浄剤を先程溜めた浴槽に入れます。ここで注意する事は、硫黄、酸、アルカリを含んだ洗浄剤を使用しない事です。使用してしまうと、配管を痛める原因になってしまいます。
逆に、酸素系洗剤を使用すると除菌効果があり、皮脂汚れを浮かして取り除いてくれる効果がありますので、かなりおすすめです。
そして、洗浄剤を入れましたらエコキュートの洗浄ボタンを押し1時間程洗浄水を配管の中で循環させます。その後は、浴槽に新しい水を入れ替え、すすぎの為に30分程水を循環させます。
そして、最後に水を捨て浴槽内を掃除して完了です。ただ、エコキュートの機種によって洗浄方法は、異なってきますので取扱説明書をしっかり確認しましょう。
貯湯タンクの掃除方法
貯湯タンクの掃除方法としては、基本的水抜きとなっています。ただ、水を抜くのではなくタンク下部に溜まった汚れを一緒に取り除いていく事を目的としています。
メーカーによって水の抜き方は、異なってきますが、一般的な手順について紹介していきます。
- 漏電遮断器をOFFにする
- 給水配管専用止水栓を閉じる
- 逃し弁レバーを開放する
- 排水栓を開き2分間排水する
- 排水栓を閉じる
- 給水配管専用止水栓を空けてタンクを満水にする
- 逃しレバーを閉じる
- 漏電遮断器をONにする
- お湯が出る事を確認する
基本的な流れとしては、このような感じになっております。
まずは、漏電遮断器を切り、その上で給水をストップさせる為に給水配管専用を閉じます。逃し弁を開放するのは、空気が入るようにしていかないと、タンク内の水を排水してタンク内が真空状態になるのを防ぐ為になっています。
水抜きを行ったら、後は反対の手順で元に戻すだけです。このメンテナンスは年に2~3回は行っていきましょう。
ただ、冬場の水抜きはとても大変ですのでお勧めは出来ないので冬以外で水抜きするのがお勧めです。
まとめ
今回のエコキュートのお手入れについていかがだったでしょうか?
エコキュートは、最近おおくのご家庭で導入されている一方、手入れの仕方がよくわからない、手入れするのが少し面倒と方は、いらっしゃるとは思いますが、汚れが溜まってしまうと故障の原因となってしまいますので、しっかりメンテナンスを行うようにしていきましょう。