蓄電池のお得な設補助金制度について解説!メリット・デメリットも併せて紹介(^▽^)/
蓄電池を購入する際にどの製品を購入したらよいのか悩む方は多いのではないでしょうか?
設置工事を行った後に、違う製品にしとけばよかったと後悔はしたくないですよね。
そこで今回は蓄電池を購入するにあたってのメリット・デメリットや、補助金について解説していきます。
目次
蓄電池とは
蓄電池とは電気を貯蓄できるシステムです。
わかりやすく言えば、大きなモバイルバッテリー(携帯充電器)のようなものです。
蓄電池に電気を貯めてご家庭で使用するのが一般的な使い方になっています。
蓄電池の種類
蓄電池は産業用と家庭用の2つがあります。
・産業用蓄電池の特徴
産業用蓄電池は工場やお店などで使用されるNAS電池式が多く、容量が大きいものを指します。
その分、価格も高額になっており中には1000万円を超えるものまで存在しています。
主に工場のバックアップ用電源として使用されており、一般家庭で使用されることはほとんどありません。
・家庭用蓄電池の特徴
家庭用蓄電池はご家庭向けに作られているもので、平均容量は6kwhほどで、価格は製品によって異なります。
ですが100万円前後のものが多いです。
容量の大きいものだと200~300万円程のものもあります。
家庭用も産業用のバックアップと同じように停電時に電気を使用することができます。
また、太陽光発電システムと連携できるものが大半になっており、パネルで発電した電気は蓄電池に貯めておくことができますし、貯めておいた電気は家庭で強いようすることができます。
容量の選び方
ご家庭の余剰電力を十分に貯められるのに適した蓄電池( kwh )を選びましょう。
10年の固定買取終了後は一般的に7~8円で売電するしかありません。
通常25円で電力会社から買っていることを考えれば、差額の17~18円がもったいないので適した容量を選びましょう。
蓄電池導入に伴うメリット・デメリット
メリット①電気代が安くなる
電気代のプランを深夜の単価が安いプランに変更することで、電気代を安くすることができます。
深夜の安い電気を蓄電池に貯めておき、単価の高い日中に使用することで電気代が安くなるということです。
これを利用して、昼間はパネルで発電した電気を使用し、余剰電力は蓄電池へ貯めます。
日が沈んだ夜や、日の出前の朝方に蓄電池の電気を使用することで単価の高い日中の電気を買う必要がなくなります。
メリット②非常に電気を使用できる
災害が起きた時によく発生するのが停電です。
蓄電池があれば停電時でも電気を使用することができます。
これは知っていることがほとんどだと思いますが、製品によって2つの型に分かれているのはご存じでしょうか?
・全負荷型
停電してしまった場合、蓄電池から家の電気をすべて補うことができます。
・特定負荷型
あらかじめ決めておいた部屋(キッチンエリアなど)にのみ蓄電池から電気が供給され、他の部屋では電気を使用することができません。
上記の2つを比べると全負荷型の方がいいように感じますが、すべての部屋を補うという方はその分、電気を使うことになりますので、相応の蓄電池の容量が必要になります。
それに伴って蓄電池自体の値段も高くなります。
1部屋にだけ電気が供給されれば大丈夫ということであれば容量が抑えられるため、全負荷型も比較的価格の安い特定負荷型の蓄電池がおすすめです。
メリット③<太陽光パネル導入済みの方必見>パワーコンディショナーが新しくなる!?
パワーコンディショナーとはパネルで発電した直流の電気を交流の電気に変換する機器のことを言います。
家庭で使用する電気は交流のため、この機器がないと家庭で電気を使うことができません。
ちなみにこの機器は寿命が10年~15年ほどと言われています。
そこで本題ですが、なぜパワコンが新しくなるのでしょうか?
それは蓄電池と太陽光発電システムのパワコンが一体型になった製品があるからです。
従来、蓄電池を導入する時に太陽光発電システムのパワコンとは別に蓄電池用のパワコンが必要でしたが、一体型の製品が出てきたことによって、今まで使用していたパワコンを捨てて、新しくできるということです。
デメリット①初期費用がかかる
デメリットと言われて1番に思い浮かぶのはこれだと思います。
蓄電池は決して安い買い物ではないので、費用の面で悩まれる方も多いかと思います。
蓄電池を導入して元を取れるのだろうか?と悩む方もいると思います。
その点はご家庭の使い方(オール電化やエコキュートなどの製品や売電単価)によって異なるので業者に相談すると良いでしょう。
何よりこの初期費用を抑えるためには補助金を利用するのが良いでしょう。
デメリット②寿命がある
蓄電池の寿命は10~15年と言われています。
最近の蓄電池の多くはリチウムイオン電池を採用しているため、すぐに壊れてしまったり、極端に放電したりすることはありませんが、同じリチウムイオン電池搭載のスマートフォンやPCが劣化するように蓄電池も劣化します。
この寿命に直結するのが蓄電池のサイクルです。
このサイクルは平均6,000回ほどで、中には12,000回などもあるので導入を検討する際はサイクルも考慮しましょう。
メリット・デメリットがわかったところで、次はデメリット①でふれた補助金について詳しく説明していきたいと思います。
補助金のシステム
補助金は国から出る補助金と地方自治体から出る補助金の2つがあります。
国から交付される補助金
基本的に補助金は期間限定です。
国は再生可能エネルギーの普及やZEH(ゼロエネルギーハウス)の普及など1つ1つの目的があり補助金を出しています。
補助金の条件は細かく、例えば、2020年度の補助金は10kw未満の太陽光発電システムを所有している方に向けて家庭用蓄電池導入の一部を補助する内容になっていました。
その中でも細かい条件は省きますが、補助金を出すには理由があるので自分が対象になっているかはしっかり確認しましょう。
地方自治体から交付される補助金
国からではなく、各都道府県で補助金が出ることがあります。
自分の住んでいる地域で補助金を受けられるかどうかは各都道府県のHPを確認しておきましょう。
さらに、市区町村でも補助金を出しています。県が出していない場合でも諦めず、市区町村で補助金を出していないか確認してみましょう。
こちらも各市区町村のHPに情報が掲載されているので確認するのが良いでしょう。
わかりやすく地方自治体の補助金情報をまとめているサイトもありますので、そちらを利用するとわかりやすいかと思います。
そして、1番手っ取り早いのは蓄電池を契約する際の業者に相談することです。
契約をしなくても話を聞きたいと業者にいえば調べてくれる可能性があります。
また、実際に補助金を受け取る際にも代行申請ができるので、申請代行業者に登録している業者に相談すれば細かくて面倒な補助金の申請も一緒に行ってくれます。
ちなみに補助金は国と地方自治体のどちらか一方ではなく、両方とも補助金が受けられるので補助金情報はよく確認しておきましょう。
導入を検討している方へ
これから蓄電池を導入しようと考えている皆さんへお勧めしたいことは、相見積もりをとることです。
1社だけだと価格が妥当なのか?メンテナンスや保証が妥当なのか?何かと不安な部分が残ってしまうと思いますが、そういう時は他の業者の話も聞いてみましょう。
業者側からはよく思わないかもしれませんが安い買い物ではないので、納得できる業者と契約した方が良いですよね。それこそサポート体制が整っている業者へお願いした方が補助金の件もアフターサポートもしっかりと対応してくれるでしょう。
今回は蓄電池の概要から補助金のシステムに関して解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のブログが少しでも皆さんの参考になるとうれしいです。