家庭用蓄電池のメリットとデメリットについてお伝えします。
目次
家庭用蓄電池のメリット
電気代を削減できる
夜間の安い料金の深夜電力を蓄電池に蓄えて、昼間の時間帯に利用することで電気代を節約することができます。
深夜電力の料金約9円に対して、昼間は約3倍強の30円となっています。特にオール電化の場合は、昼間の電気代が高い為、太陽光発電を設置されている方も多いと思います。なお蓄電池を設置する場合、太陽光発電で削減しているときは併用はできないのが基本です。雨の日などで電気代を、使用するのであれば蓄電池が働きます。
環境に優しい
電力会社は、火力発電を中心に電気をつくっていますので、太陽光発電で作った電気を使用することで、CO2の排出量を減らす事ができます。
災害や落雷による停電時に電気が利用できる
地震、台風、雷などの自然災害やその他の人災などによる停電時に電気を自由に使うことができます。ただ、蓄電池の種類によっては、全負荷と特定負荷とあって、すべての電気を停電時にまかなえない蓄電池もありますので、蓄電池選びには注意が必要です。
電気自動車と連携すれば100%エコカーが実現
電気自動車をお持ちの方は、家庭用蓄電池とあわせて使うことによって、太陽光で充電する100%エコカーを実現できるのです。電気自動車の購入を検討している方にもおすすめです。エコカーにすることで蓄電池替わりにもなります。今では容量が18kwhや24kwhなどたくさんの容量を電気自動車にためることができるので停電時も安心です。
家庭用蓄電池のデメリット
初期費用がかかる
小型~中型の家庭用蓄電池の選択肢も増え、以前と比べると導入しやすくはなっています。それでも決して安い買い物とは言えません。最近では、少しずつ価格競争も起きてきてますので、安価で購入できる蓄電池もでてきました。さらに価格が下がるとすれば、テスラモータ社の蓄電池が日本に入ってくるころかなあと思います。しかし、いつ入ってくるか未定なので蓄電池の価格が安くなるのを待つのは、限界があるのかなあと感じます。
蓄電容量(使用量)に制限がある
容量によって電気をためられる量が決まっているため、使える量も決まっています。もちろん、使った分は減ってしまうため、常に残量を意識しつつ充電(蓄電)しておく必要があります。
一番普及しているリチウムイオン電池のサイクルは約3,500回。
多いものだと12,000サイクル以上、少ないものは3,000サイクル程度です。
同じ家庭用蓄電池にも関わらず、その差はなんと4倍にもなります。
蓄電池のサイクルですが、1日に2回転するものも出てきました。当然寿命もありますが例えば4kwhだと倍の8kwh1日で蓄電できます。さらには人工知能により蓄電量をコントロールできるものも出てますので興味があれば一度、ご相談くださいね。
電池ユニットが劣化する(蓄電池の寿命)
性質上、充放電を繰り返すごとに蓄電可能容量が減っていくという特性があります。
年数にして15年から20年です。ただ、蓄電容量が低下してくるため、20年ほどしようすると、蓄電池としての性能はかなり落ちます。
蓄電池を設置するスペースが必要
家庭用蓄電池のサイズは年々小さくなりつつありますが、それでも幅100cm、奥行30cm、高さ120cmとエアコンの室外機ほどの大きさです。
屋外型蓄電池の場合、設置する場所は「直射日光が当たらない」「高温多湿ではない」「低温になりすぎない」「重塩害地域ではない」など、いくつかの条件があります。
都市部では、スペースがないために設置できないというケースもありますので、注意が必要です。最近では、室内設置の蓄電池もありますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
私の意見も含めてまとめさせて頂きますと、太陽光発電を設置している方は、10年後の売電保障がなくなるまでは、蓄電池を併用して使用する必要はないかと思います。
ただ、どうしても停電になったら困るお家や環境によっては蓄電池を設置してもよいのではないでしょうか?
売電単価が、ここ最近著しく安くなっているため、蓄電池を併用して太陽光発電尾を設置する家庭も増えているのは現実です。
弊社では、ライン@にてお見積りもしております。希望があれば、下記に登録して、「蓄電池の見積りが欲しい」とメッセージをください。