そもそも、屋根のメンテナンスは必要なので、もし屋根のメンテナンスをするならば費用や工事期間はどのくらいかかってくるのか疑問になっている方は少なからずいらっしゃると思われます。
なので、皆さんに今回の屋根の記事を読んでもらってその不安を解消していきたいと思います。
主な内容として・・・
・屋根のメンテナンスをしないとどうなってしまうのか
・メンテナンスにかかる費用について
・屋根メンテナンスにかかる工事期間
・メンテナンスを業者に依頼する場合の手順と注意
主な内容としては、これらを紹介していきます
目次
屋根のメンテナンスをする前の確認事項
ここで、重要となってくるので屋根のメンテナンスをする前には劣化状態の確認や劣化を放置したらどうなるかといった知識を身に着けといた方が自分の為にもなります。
また何も知らずにメンテナンスを行ってしまうと必要のない工事にまでお金を支払う事になってしまいます。
屋根の種類や劣化状態について
この事に関しては、屋根の素材によってメンテナンス時期や素材の交換時期は、もちろん異なってきます。
屋根素材 メンテナンス時間 素材の交換時期
化粧スレート 7年~10年 20年~30年
アスファルトシングル 10年~20年 20年~30年
ガルバリウム 15年~20年 30年~50年
セメント瓦 10年~15年 30年~40年
日本瓦 20年~30年 50年~100年
*防水シート 20年~30年 20年~30年
こちらが、表となっています。屋根の内部には、防水シートが組み込まれています。
ただ、50年以上の耐用年数を誇る日本瓦でも下地の防水シートを交換しなければ駄目になってしまいますので20年~30年に1度はメンテナンスを行う必要があります。
また、メンテナンス時期は目安でしかない為工事をするかどうかは劣化状態で判断しましょう。
今話した通り、目安でしかない為建築後40年近く経過しても屋根として十分な役割を果たす化粧ストレートもたくさんあれば、40年も持たず10年程でボロボロになってしまう化粧レースもありますので気を付けましょう。
メンテナンスを行わないとどうなってしまうのか
屋根のメンテナンスや修理を行わなければこのような事が起きてしまいます。
・雨漏り
・すきま風
・虫の侵入
・屋根素材が落下する危険性がある
・屋根が崩れる危険性がある
このように、屋根を放置してしまうと素材の耐久性が低下してしまうだけではなく雨水や風また、虫などの侵入を許してしまうことになってしまいます。
もし、屋根素材が剥がれたまま長年放置して日々の生活を送ってしまうと強風などの影響で落下してしまう危険性があります。
その他にも、瓦屋根などの場合だと瓦が外れたまま放置していると重みで屋根全体が崩れる恐れも出てきます。
屋根のメンテナンス方法として
屋根のメンテナンス方法として、主に3つあります。
・塗装
・カバー工法
・葺き替え
主なものとして、この3つがあります。ですが、自由に選べる訳ではなく屋根の劣化具合によって決まってきます。これから、その詳細について説明していきます。
塗装によるメンテナンス
最初に、説明するのが塗装によるメンテナンスです。屋根素材の表面を塗装する事により、経年劣化を防ぐメンテナンス方法があります。また、コケや藻、色あせなどの表面的な劣化を改善する事が出来ます。
カバー工法
次に、紹介するのがカバー工法です。これは、現在の屋根の上に新たな屋根素材を設置する工事方法です。ですが、カバー工法ではすべての屋根に適用できるわけではないので、もし下地素材が寿命を迎えている場合は葺き替え工事が必要となってきます。
葺き替え
最後に紹介するこの葺き替え工事は、下地から交換していくので大規模な工事方法となっています。先程、紹介した塗装によるメンテナンス、カバー工法の中でも葺き替え工事は最も料金が高くなっています。ですが、その分内部の劣化まで修復が出来ます。
屋根のメンテナンス費用
工事方法 30坪の住宅における相場目安
塗装 30万円~70万円
カバー工法 60万円~150万円
葺き替え 80万円~200万円
先程も、紹介した通り葺き替えが一番高価であり、塗装が一番安価となっています。
屋根のメンテナンスにかかる期間
工事方法 工期の期間
塗装 12日前後
カバー工法 6日前後
葺き替え 8日前後
塗装の場合、カバー工法と葺き替えと違い何度も塗る作業がある為乾燥工期がかかってしまうのです。
工期が延びる可能性があるケース
・雨の日
・屋根の勾配が急すぎる
・瓦屋根の葺き替え
詳細について・・・
雨の日が多い・・・塗装工事の場合だと雨の日に工事する事が出来ません。その為、梅雨の時期や台風が来た場合には工期が延びてしまう事があります。
屋根の勾配が急すぎる・・・屋根の角度があまりに急な場合は、足場の設置が必要であったり色々と手間がかかってしまうので工期が延びやすいのです。
瓦屋根の葺き替え・・・瓦屋根を葺き替えにする場合は、すべての瓦を撤去する必要がありますので、時間がかかってしまいます。
この為、他の屋根素材よりも工期が2日~3日程延びてしまう可能性があります。
屋根のメンテナンスを業者に依頼する場合
業者に依頼する場合絶対に行うべき事は、相見積もりです。なぜなら、それを怠ってしまうとそこの業者が適正価格で提示したのかどうか判別出来ないからです。
そうする為にも、複数の会社から見積もりを依頼する事が大切となってくるのです。
おすすめとしては、3社に見積もりを出してもらいそれにより、2社は金額が近くなりやすい為適正価格が見抜きやすくなります。
優良業者ポイントとして・・・項目が記載されているかが重要であり、基本的に項目数が細部までしっかり描かれていると信用性が高いのですので見積書の比較の際参考にしてみてください。
業者に屋根を調べてもらう事が大切
メンテナンスを行うべきか判断するのに、自分自身で屋根に登る事は、とても危険な行為ですので屋根の調査は業者に依頼してください。
メンテナンスの目安としては、前回のメンテナンスから8~10年程経過した時期がおすすめとされています。
まとめ
最初にもお伝えした通り、屋根のメンテナンスを行うのに主に3つあります。
それは、業者に劣化状況を調査してもらい塗装、カバー工法、葺き替えのどれが一番適切なのかを判断してもらいましょう。
そうする事が、自分の家を守る最善の策となってきます。