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漆喰とは
漆喰とは、水酸化カルシウムを主成分とする建築材料です。瓦と瓦の接着剤として使われたりしています。この漆喰が劣化してくると、雨漏りの原因になってしまいます。
とても重要な部分なのです。
漆喰は定期的なメンテナンスをしよう!
瓦は数十年、数百年という長い耐久性があります。
しかし、漆喰は10年程度で劣化してしまうことがあります。
漆喰が劣化してしまうと雨漏りの原因や、瓦が落下してくる可能性もあります。
定期的に点検し、劣化しているのが確認できたら補修工事の検討が必要です。
屋根の漆喰補修工事が必要な状況は?
屋根の漆喰補修工事はいったいどのような状況になったら行わなくてはいけないのかご紹介します。
・漆喰がボロボロになっていた場合
・漆喰にひびがはいってきた場合
・瓦がずれている場合
・瓦が落ちてきた場合
・漆喰の劣化により雨漏りした場合
主にこのような場合です。
漆喰は、10年程度が耐久年数ですので耐久年数が近い場合は、一度見てもらうことをお勧めします。
屋根の漆喰補修の流れ
漆喰が劣化してきますと、そこから雨水が入り込み、雨漏りの原因になります。もし、漆喰が劣化してきた場合は補修工事が必要になります。
屋根の漆喰補修方法の流れを簡単にご紹介していきます。
劣化してきた漆喰を取り除く
劣化している古い漆喰をヘラなどで取り除きます。
漆喰の後ろにある「葺き土」は取り除かずに残しておきます。
葺き土を整える
葺き土は、漆喰の下地となる土です。葺き土の表面を整え、漆喰を塗りやすくします。
また、葺き土を湿らせておくことで漆喰が馴染みやすくなるので、霧吹きなどで湿らせて置きます。
漆喰を塗り込む
ここまできたらあとは、漆喰を塗り込みます。
隙間ができないように均一に塗り込んでいきます。
隙間ができてしまったり、盛り上がったところができてしまうと雨漏りの原因になってしまうので注意が必要です。
仕上げ
漆喰の表面を、専用のコテで整えます。
雨が漆喰に当たらないように、漆喰の量を調節していきます。
漆喰が乾燥したら補修工事完了です。
屋根の漆喰補修工事って自分でできるの?
上記を読みますと、「意外と簡単そう!」「自分でできる」などと思う方も多いと思います。
しかし、屋根の漆喰工事は屋根での工事なので、慣れていないと転落してしまう可能性がとても高いのです。
特に、瓦屋根は滑るのです。また、斜面が急だったり、雨が降ってきたりしたらなおさらです。
費用を浮かせようと思い、自分でやり、転落してしまい怪我をしてしまって結局そのあと業者に頼んでしまったら意味がありません。
慣れていない方は、絶対にやめておきましょう!
また、足場を組まなくてはならない場合がほとんどなので下準備にかなり手間がかかります。足場を組み、道具を準備し、漆喰を購入などなど下準備ができ工事した。としても素人が施工すると雨漏りする可能性が非常に高くなります。
雨漏りの原因箇所がわからなければ業者に頼むことになるのでそうなるのでしたら最初から業者に頼んだ方が早いですね。
私は、プロの業者に頼むことをお勧めいたします。
屋根の漆喰補修工事の費用相場
やはり一番気になるのは、「業者に頼むといくらくらいかかるの?」これですよね。
次は、屋根の漆喰補修工事の費用相場についてご紹介していきます。
1m:2,000~8,000円程度です。
一軒:25~45万円程度です。
これに足場代がかかってきますので、総計40〜70万円程度です。
意外と屋根の漆喰補修工事は高額なのです。
しっかりと早めに計画を立てておくことが大切です。
なぜ屋根の漆喰補修工事は高いのか
素人からすると「なぜこんなに高いの?!」と思う方がほとんどだと思います。
一見簡単そうな工事なので工事費用が安いと思われがちです。
高額になる理由は主に2つあります。
職人の人件費が高い
屋根に上れる職人の数がとても少ないのです。その理由は、屋根の修理には他の工事よりも高度な知識や技術が必要だからです。そして一人前の職人になるまでに5年程度かかると言われています。
このことにより人件費が高くなってしまうのです。
足場の設置費用
屋根の漆喰補修工事には大抵の場合足場が必要になってきます。
足場の設置費用が高額なので屋根の漆喰補修工事の費用が高くなってしまいます。
この2つが屋根の漆喰補修工事が高額になってしまう理由なのです。
屋根の漆喰補修工事が無料になる?!
あなたは、「火災保険」に加入しているでしょうか?
なんと「火災保険」に加入していると屋根の漆喰補修工事が無料で行える可能性があるのです。
それは火災保険の「風災補償」にあたります。
漆喰の剥がれなどは、経年劣化によるものだと思う人が多いと思いますが、実は風・雨の影響により痛んでいく場合が多いのです。
火災保険で直すことができるのか相談してみることをお勧めします。
安すぎる業者には注意!?
あまりにも安すぎる業者には注意してください。悪徳業者や手抜き工事をする業者の可能性があります。
いくら安く工事してもらえたからといっても手抜き工事をされ、雨漏りしてしまっては意味がありませんね。その時には、連絡がつかなくなっている可能性もあるのです。
アフターケアをしっかりと行ってくれるということも重要なのです。
最近では、業者のホームページなどを見て施工事例や口コミを拝見することができます。これは、スマホ1つですぐできることです。信頼できそうな業者をいくつか見つけて、相見積もりしてもらいましょう。業者により、金額も変わってくるでしょう。
まとめ
今回は、屋根の漆喰補修工事についてご紹介してきました。
費用相場は、あなたが思っていた以上に高かったんじゃないかと思います。しかし、自分でやり高いリスクを抱えるよりかは、しっかりと信用できる業者に施工を頼んだ方が良いでしょう。
そうはいっても高額なので早めに工事計画をきっちり決めておくことがとても重要になってきます。
また、火災保険が適応されるかをしっかりと相談してみましょう。
是非とも満足のいく工事を!!