その中でも高性能な「光触媒塗料」!
しかし、ただ高性能な面だけではなくデメリットも当然ですがあります。
正しい知識を身につけ塗料選びに失敗しないようにしましょう。
今回は「光触媒塗料」についてご紹介していきます。
光触媒塗料とは?!
光触媒塗料とは、「セルフクリーニング機能」を持ったと塗料です。
セルフクリーニングとは、紫外線を受けることにより化学反応を起こし汚れを分解し、雨により外壁の汚れを勝手に落としてくれるのです。
金額は、少し高めなのですがセルフクリーニングにより耐用年数が長いのです。
光触媒塗料のメリット・デメリット
続いては、光触媒塗料のメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット
セルフクリーニング機能
光触媒塗料には酸化チタンが使用されており、紫外線に当たると化学反応を起こし、汚れを分解します。
そして、雨が降るとその汚れを流すことができるのです。
また、除菌効果や防カビ効果もあります。
耐用年数
光触媒塗料の耐用年数は約20年程度です。
通常の塗料では約10年程度です。
しかし、施工した人にもよりますので信頼できる腕の良い業者に頼めるかどうかにもよって耐用年数が変わってくるでしょう。
空気の洗浄作用
なんと空気洗浄効果もあるのです。
「ハイドロテクノ」という技術により、空気洗浄を行いあなたのお家の周りの空気を綺麗にします。
これは、使用するグレードにより効果も変わってきます。
基本的には、テニスコート4面分の緑地と同等の空気洗浄効果とされています。
環境にも優しい塗料なのです。
体にも優しい塗料
一般的な塗料ですとシンナー臭がし、体に害があります。
しかし、光触媒塗料は水性塗料が多く体に害がないのです。
デメリット
施工費用の高さ
性能が良いゆえにやはり金額は高いのが現実です。
施工費の高さが一番のデメリットと言えるでしょう。
一般的に、光触媒塗料の金額は汎用塗料の1.5倍程度かかります。
*メーカーや製品により異なります。
濃色のバリエーションが少ない
光触媒塗料は、濃い色の塗料はありません。
高性能ですが色を選びたい方には不向きです。
無機質系の汚れに対応していない
光触媒塗料のセルフクリーニング機能は、無機質系の汚れには対応していません。
全ての汚れを防げるわけではないということです。
紫外線が当たらないところでは効果が薄い
紫外線を受けることによりセルフクリーニング機能が発揮されます。
そのため紫外線が当たりにくいところではなかなか効果が発揮されにくいのです。
工期が長い
光触媒塗料は、光触媒コーディングをしますので通常の塗料よりも工期が長くなります。
屋根用の塗料がない
光触媒塗料には屋根用がありません。屋根と外壁を違う塗料で施工してしまうとメンテナンス時が変わってしまい別々に行わなければいけません。
そのことにより足場代も余計にかかってしまいます。
光触媒塗料の価格相場は?
価格の相場を知っておくことは大切なことです。
高値で契約を急かす業者も多いので騙されないようにしましょう!
光触媒塗料の1㎡あたりの施工単価の相場は4,000~5000円程度です。
また、大抵の場合に外壁塗装は足場を使用するので足場代も頭に入れておきましょう!
注意しておくこと!
防汚でも汚れることはある
防汚と言っても汚れてしまいます。
・さび
・鳥のフン
・白華現象
などです。
全く汚れないとご想像している人もいるのですが、汚れてしまうのでしっかり知っておきましょう!
塗膜のひび割れ
光触媒塗料の塗膜は非常に硬いです。
なのでひび割れが多いとされています。
3大塗料メーカーから販売されていない
「日本ペイント」「関西ペイント」「SK化研」
3大塗料メーカーといえば上記の会社です。
光触媒塗料はこの3社から販売されていないのです。
施工業者に技術力が必要
光触媒塗料の高性能を生かすには、正しい知識で間違いのない施工をしなくてはいけません。
せっかく高額なお金を払ったのに手抜きな施工や間違った施工をされては意味がありません。
業者選びから慎重に行いましょう。
これは重要?!「業者の選び方」
「業者選び」これはどの工事でもとても重要なことなのです。
しっかりと選ばないと悪徳業者や手抜き工事をする業者に施工を依頼してしまう可能性があります。
そうならないために依頼する前に業者のことをよく調べ、信頼できそうな業者を最低3社程度選び相見積もりしてもらいましょう!
相見積もりしてもらうことで、同じ条件であっても業者により金額が違うので比べることができます。
訪問販売には気をつけよう!
訪問販売で光触媒塗料を勧めてくる業者が多いのです。
もともと単価が高く、高値で売ることができるからです。
訪問販売業者に勧められたら、即座に判断せずに他の業者に相見積もりをしてもらうようにしましょう!
他のオススメ塗料
シリコン系塗料
シリコン系塗料は汚れに対してとても強く、また紫外線に対する耐久性も高いです。
耐用年数は、10〜15年と長めです。
またコストパフォーマンスもよく現在、一般住宅の外壁塗装で最も使われている塗料です。
コストをあまりかけたくない。そして耐用年数のことも考えたいという方にオススメです。
ラジカル制御塗料
ラジカル制御塗料は、シリコン系塗料よりも耐用年数が長いです。また、フッ素系塗料よりも価格が安いです。
位置的にはシリコン系塗料とフッ素系塗料の間です。
シリコン系塗料よりも耐用年数が長くあってほしい。そしてフッ素系塗料は高すぎるという方にオススメです。
フッ素系塗料
フッ素系塗料は、耐用年数がとても長いです。耐用年数は15〜20年です。
その代わりコストは高めです。
長い目で見ますとフッ素系の方が安く住むことになるかもしれません。
しかし外壁の塗装は、施工した業者の腕にもかかります。
万が一、下手な業者に頼んでしまいますといくらフッ素系塗料を使用していたとしても数年で劣化してしまう可能性もありますので注意しましょう!
まとめ
今回は、光触媒塗料についてご紹介してきました。
高性能とメリットは多いですがデメリットもあります。
メリットだけで決めずにデメリットも考えあなたのお家にあう塗料なのかしっかりと考えてみましょう!
ぜひ満足のいく工事を!