あなたは、屋根の台風対策をしていますか?
日本は台風などの自然災害がとても多いのです。
台風により「屋根が飛ばされてしまった。」ということも多いです。
しかし、台風を避けることはどうしてもできません。けれども台風による被害を最小限に収めることはできます。また台風の被害を受けてしまった後にどうすれば良いのかを知っておくことも重要です。
今回は、屋根の台風対策について詳しくご紹介していきます。
目次
なぜ台風により屋根が飛ばされてしまうのか
「なぜ屋根が飛んでしまうのか」ととても気になりますよね。知っていなければ対策ができません。
屋根が飛ばされてしまう原因は劣化です。
屋根は毎日、建物を守っていて紫外線や雨風の影響を受けています。そのため劣化は避けられないのです。定期的なメンテナンスが重要となってきます。
しっかりとメンテナンスを行っている屋根や新しい屋根が飛ばされてしまうことはあまりありません。
屋根が飛んでしまうとどうなる?!
続いては、屋根が飛んでしまうとどのようなことが起きてしまうのかご紹介します。
建物への影響
当然ですが屋根が飛んでしまうと雨漏りする可能性が出てきます。
また雨漏りを放置しているとさらに害虫発生や強度の低下などの被害をもたらす可能性がとても増してしまいます。そして見た目も悪くなってしまいます。
近隣への影響
ここでしっかりと覚えておいて欲しいことが、屋根が飛ばされてしまうと被害は自分の建物だけではなく、「近隣」まで被害をもたらす可能性がとても高いのです。
屋根が飛んでってしまい、「隣の家の車に傷をつけてしまった」「隣の家の外壁を破壊してしまった」などの近隣とのトラブルは絶対に避けたいですよね。また人に怪我をさせてしまったり最悪亡くなってしまうという可能性もありますので注意が必要です。
劣化が進んでいて台風により被害が発生するであろうと知りながら放置していた場合などは、責任が発生するケースがあります。
このように自分のお家の被害だけではなく近隣にまで影響を及ぼしてしまいます。
飛んでしまわないように定期的にメンテナンスが必要です。
またもし飛んでしまったら早めに処置しないとさらに新たな被害を受ける可能性がありますので注意が必要です。
屋根が飛ばないようにする対策
屋根が飛んでしまう理由の大抵は劣化と言いました。飛ばないようにしておくべきことは当然、劣化していない状態を保たせることです。
そのまま放っておくと当然屋根は日が経つにつれて劣化してきます。なので定期的な点検、メンテナンスを行い劣化した状態がないように保つのです。
劣化している状態
・瓦がずれている
・瓦にひびがある
・棟板金が浮いている
・ストレートがずれている
・金属屋根に剥がれがある
・苔が生えていないか
・サビがないか
などです。このような状態がないように定期的なメンテナンスをしなくてはいけません。
定期的なメンテナンスについて
上記したように屋根が飛ばないようにするにはメンテナンスが重要です。
続いては屋根のメンテナンスについてご紹介します。
屋根材の耐用年数とメンテナンス時期
まずは、それぞれの屋根材の耐用年数とメンテナンス時期を知りましょう。
ストレート屋根
耐用年数は15~25年
メンテナンス時期は7年くらい
トタン屋根
耐用年数は10~20年
メンテナンス時期は10年くらい
ガルバリウム鋼板
耐用年数は20~30年
メンテナンス時期は20年くらい
アスファルトシングル
耐用年数は20~30年
メンテナンス時期は10年くらい
セメント系瓦
耐用年数は35~45年
メンテナンス時期は10年くらい
日本瓦
耐用年数は60~100年
メンテナンス時期は20年くらい
耐用年数は、メンテナンスをしっかりと行っている場合です。あなたのお家の屋根材のことをしっかりと知っておくようにしましょう。
メンテナンス方法
屋根のメンテナンス方法は主に三種類あります。
「塗装」「カバー工法」「葺き替え」です。
塗装
屋根材の表面を塗装する方法です。
コストが低めです。
カバー工法
既存の屋根の上に新しい屋根を設置する方法です。
下地が寿命を迎えていると施工できません。また屋根の重量が重くなってしまいます。
葺き替え
既存の屋根を取り外し、新しい屋根にする方法です。
新しく変える工事なので内部の劣化まで修復ができる大規模な工事です。
費用は高めです。
業者の選び方
実は業者選びはとても重要なのです。
選んだ業者が、悪徳業者や手抜き工事をする評判の悪い業者だと質の悪い工事をされてしまい、長く立っていなくても劣化してくるなどの施工不良が起こる可能性が出てきてしまいます。
業者を選ぶ際は、まず下調べしてみましょう!
ホームページなどで口コミや施工事例を参考にしてみると良いでしょう。
また、見積もりをしてもらう際は複数の業者に相見積もりしてもらうことをお勧めします。
業者により同じ条件であっても金額が全然違う場合があります。
万が一屋根が飛んでしまった場合は?
メンテナンスを怠っていたり、あるいはしっかりメンテナンスしていたけれど屋根が飛んでしまった場合はどうすれば良いのか。
しっかりと知っておくと間違いのない処置が取れるでしょう!
自分で状況確認は危険!
屋根の上に自分で上がり確認するのはとても危険です。落下してしまう可能性もあります。
屋根に異常がありそうな場合は専門的な人に頼むようにしましょう!
まずは応急処置?!
台風によって屋根が飛ばされてしまってそのままにしておくとさらに状況が悪化してしまいます。
なので「早く修理したら?」と思いになりますよね?
しかし、しっかりと相場などを知らないまま工事をお願いしてしまうと相場の何倍ものお金を持って行かれてしまう場合があります。
普段からよく知っている業者なら問題ないかもしれませんが、全く知らないところならば焦らずまずは、応急処置をしてもらいましょう。
しっかりとした工事を依頼する際は焦ることなく落ち着いて業者を選ぶようにしましょう!
火災保険は使えるの?
台風により屋根が飛ばされてしまった時の修理費用に火災保険を使える場合があります。
一度業者などに相談してみると良いでしょう!
まとめ
台風により屋根が飛ばされてしまうと自分だけではなく他人にも被害を与えてしまう可能性があります。しっかりとあなたのお家の屋根のことを理解し、定期的な点検、メンテナンスを行うことが大切です。
またもし台風により屋根が飛ばされてしまった場合は、早めに業者に連絡するようにしましょう。